■ 山仁のワインセレクト
山仁のワインセラーには常時25,000本がそろっています。セレクトの多くはワイン業界において世界最難関の資格として知られるマスター・オブ・ワインを保持する山仁代表の大橋健一 MWが、厳しく自由な視点と、世界の最新ワイン情報から選び抜いたもの。
日本は世界中でもワインの成熟したマーケットとして知られていますが、その消費構造やそれらの情報は特定のいくつかの国に偏重されている傾向が否めません。山仁が発信するのは、産地に関わらず、日本ではまだ知られていないものの、品質、味わいや香り、価格的にも、広く知られるだけの価値があるワインです。たとえばアルゼンチンのような南米やオセアニアの国々、そして南アフリカ等、のように日本人には馴染みの薄い産地のワインも、ぜひ自由な新鮮な気持ちで試してみてください。
■ 山仁が選ぶ「自然派ワイン」
最近は「有機」「ビオ」「オーガニック」といった表記のあるワインが販売されています。これらは一般的には、原料であるブドウが有機栽培などの特別な栽培方法で育てられているものであることが多いようです。山仁が「自然派ワイン」と認識して選ぶ基準は「ブドウがどう育てられたか」はもちろん「その原料をどう加工し、どんな工程を経て、どのように保管され、どのように輸送されたか」までを含んでいます。
1. ブドウの栽培方法
サステイナブル農法(減農薬農法)、オーガニック農法(有機農法)、
バイオダイナミクス農法(生力学農法)、ノーティル農法(不耕起農法)など、
原料であるブドウの栽培方法
2. 醸造・熟成手法
酵母の選択や発酵・熟成容器の選択等を含めた醸造・熟成手法
3. 酸化防止剤の調整
上記2を通した、酸化防止剤の使用コントロール手法
4. 香味のクオリティー
上記1-3を通して完成した、ワインそのものの香味のクオリティー
この4点を精査して、「自然派ワイン」として案内してよいかを判断しています。
このように、ブドウの栽培方法以外にも基準がたくさんあるため、「有機」「ビオ」と呼ばれるワインであっても弊社にとっては「自然派ワイン」ではないものもあります。逆に、「有機栽培であることは当たり前で特に認証を取得していない」という生産者もいるため、「有機ワイン」とも「ビオワイン」とも呼ばれない「自然派ワイン」もあるのです。
酸化防止剤の使用量を抑えているため、開栓後の独特の味わいの変化が起きることもあり、それも自然派ワインの楽しみ方の一つです。独特の口触りやのどごしを持つものもあります。
山仁が選び抜いた「自然派ワイン」、まず味わってみてください。